山東省自由貿易試験区青島エリアにおける日本荏原環境工程プロジェクトが稼働開始

2025-02-27

2月18日、日本荏原環境工程プロジェクトの開業式が青島国際経済合作区で成功裏に開催されました。在青島日本国総領事の斎藤憲二氏、山東省自由貿易試験区青島エリア管理委員会副主任・青島国際経済合作区管理委員会常務副主任の王莉氏、青島国際経済合作区管理委員会副主任の張雲清氏が式典に出席しました。また、日本みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの関係機関の責任者のほか、荏原中国、荏原電産、荏原機械、荏原冷熱システムなど、荏原グループの各事業の会社責任者も共同で参加しました。

日本荏原環境工程プロジェクトは世界製造業トップ500社の荏原環境プラント株式会社によって投資され、総投資額は1億2000万ドル、敷地面積は112ムー(約7.47ヘクタール)です。プロジェクトは「水、空気及び環境を改善し、持続可能な社会を構築する」という理念のもとに、環境保全設備の生産拠点を建設し、省エネ・環境にやさしいボイラー設備、廃棄物焼却炉設備の生産製造及びそれらの製品に関連するサービスに従事します。焼却炉技術の分野で世界の先頭を走っています。プロジェクトが設計生産能力に達すると、年間生産高は4億4000万人民元、年間平均税収は約4000万人民元に達し、雇用創出数は約500人と見込んでいます。

斎藤憲二氏は挨拶で、「青島と日本は地理的に近く、ほかの地域に比べて優れた投資環境を有し、日中協力のモデル地域となることができます。この度稼動を開始した荏原の新工場が廃棄物処理分野において中国の民生改善に広く貢献でき、また日中経済交流の面で青島市と山東省の強力なブランド力をさらに高めることを心から願っています」と述べました。

王莉氏は挨拶で、「山東省自由貿易試験区青島エリア、青島国際経済合作区は山東省、青島市の対外開放の最前線として、日本との交流と協力を深め続けています。荏原環境プロジェクトはエリア内の日系製造業のモデルプロジェクトであり、私たちはこれまでと変わらず、企業に効率的で行き届いたサービスを提供し、企業のさらなる発展を全面的に支援します」と述べました。

株式会社荏原製作所環境カンパニープレジデントの山田秀喜氏は挨拶で、「荏原グループは『熱と誠』との創業の精神のもと、社会問題の解決を使命として、社会と産業インフラの高度な発展に貢献していきます。自由貿易試験区青島エリアの新工場は環境負荷低減を使命とし、荏原グループの環境事業をさらに発展させ、循環型経済の実現に貢献します」と述べました。

荏原環境工程(中国)有限公司の栴檀恵治董事長は挨拶で、「プロジェクトに対する自由貿易試験区青島エリアと青島国際経済合作区の強力な支援と協力に感謝します。青島荏原は日本荏原グループが中国に投資して設立した最初の企業であり、荏原環境工程(中国)有限公司は青島荏原の事業を引き継ぎ、事業活動を積極的に展開し、青島市の発展に貢献していきます」と述べました。

荏原環境プラント株式会社は株式会社荏原製作所に所属し、廃棄物処理、環境・エネルギーに関連するプロジェクトの設計・実施・運営管理及び改造・保守などの事業を主に行っています。株式会社荏原製作所は1912年に創立され、東京に本社を置く世界主要な環境設備、ポンプ類製品、空調設備の専門メーカーの一つで、渦巻きポンプ理論の創始者でもあります。主な事業は環境、風水力機械、精密電子があり、空気、水、環境及びデジタル技術という四大技術に関わっています。100社の子会社を有し、年間売上高は48億ドルに達しており、うちポンプ類製品の年間売上高は22億ドルを超え、ポンプ販売量で世界2位となっています。

住所:青島西海岸新区団結路2877号
電話:0532-83162902
Eメール:zrkt@sgep.cn

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