7月2〜3日、全国自由貿易試験区建設事業現場会議が自由貿易試験区青島エリアで開催されました。会議では、習近平総書記の自由貿易試験区建設に関する重要な指示精神を深く学習・貫徹するとともに、国務院常務会議の計画要求を伝達し、次段階の重点業務の推進について計画を策定しました。商務部の唐文弘部長補佐は会議に出席し、業務報告を行いました。

会議では、習近平総書記の重要指示が、自由貿易試験区のグレードアップ戦略の実施における根本的な指針となり、それを深く理解し、徹底的に貫徹・実施すべきであることが強調されました。自由貿易試験区の質的向上と効率化の推進及び改革任務の権限委譲拡大に関する計画要求に従い、高度な使命感、責任感及び緊迫感を持って自由貿易試験区の建設作業を推進していことも求められました。

また、この1年間、商務部が関係地方政府及び部門と共に中国共産党中央委員会、国務院の決定と計画を徹底的に貫徹・実行し、「自由貿易試験区のグレードアップ戦略の実施に関する中共中央国務院の意見」（以下、「意見」という）の着実な実施を全力で推進し、自由貿易試験区におけるコモディティ資源配分ハブ建設などの計画策定を支援し、データの越境移動および産業チェーン全体の革新的な発展などの面において、一連の独創的・統合的な模索を行い、数多くの画期的・先導的な成果が得られ、国際的な高水準の経済貿易規則に対応した第一陣の試行拠点措置をさらに広範囲に再現・普及することにより、自由貿易試験区改革開放の総合試験プラットフォームとしての役割をさらに発揮したことが指摘されました。

会議では、自由貿易試験区の質的向上と効率化の目標方向を正確に把握し、高水準の制度型開放の推進及び改革体系統合の強化、及び開放型経済の質的向上をさらに強力に行うことにより、自由貿易試験区業務の新しい局面を切り開くよう努力すべきであることが要求されました。「意見」の貫徹と実施、国際的な高水準経済貿易規則への高度な対応、地方の実情に応じた改革任務の権限委譲拡大などの重点業務に焦点を当て、「1＋N＋X」政策体系を絶えずに改善し、自由貿易試験区のグレードアップ戦略の深化と現実化を推進して行きます。発展と安全を両立し、自由貿易試験区の建設プロセス全体にリスク管理を貫徹させることも求められました。

自由貿易試験区青島エリアは大会では、建設認定以来の建設と発展状況、自由貿易試験区のグレードアップ戦略の実施状況、質的向上と効率化を図るための今後の取り組み方針について紹介して交流発言を行いました。会議期間中、参加者代表は自由貿易試験区青島エリアの海洋経済、遺伝子科学技術及び生命健康、スマートマニュファクチャリングなどの分野の重点企業の革新的な発展状況について現地調査も行いました。

全国の各自由貿易試験区管理機構の代表者、並びに国家発展改革委員会、工業情報化部、財政部、交通運輸部、中国人民銀行、税関総署などの関係部門の代表者が会議に参加しました。