駆動技術、バッテリーシステム、燃料電池分野の世界的サプライヤーである独エルリングクリンガー社は4月21日、高機能プラスチック事業のアジア太平洋地域本社を開設しました。
新拠点は、中国(山東)自由貿易試験区青島エリア(青島FTZ)の中独エコパーク内に位置し、同社のアジア太平洋地域における事業基盤が大幅に拡大したことを示しています。
新本社の総投資額は2億元(約2920万ドル)に上り、新エネルギー車(NEV)の電動ドライブ向け高速シール、半導体および蓄エネルギー分野向けフッ素樹脂熱交換器、医療機器向け特殊部品といった高成長分野に注力します。

エルリングクリンガー、4月21日に青島FTZにて高機能プラスチック事業のアジア太平洋地域本社を開設。(写真提供・WeChat公式アカウント「qingdaozimao」)
同施設には省エネ型の冷暖房設備、太陽光発電パネル、地熱システムが導入されており、これらはすべてインテリジェント・ビル管理システムによって一元管理されています。こうしたサステナブルな設備の導入により、エネルギー消費量を大幅に削減しながら生産能力を4倍に引き上げることが見込まれており、同社の中国事業を支える強固な基盤となります。
開所式において、経営委員会メンバー兼最高営業責任者を務めるディルク・ヴィラース(Dirk Willers)氏は、プロジェクト推進における中独エコパークからの支援に対し謝意を表明しました。
同氏は、新たな生産拠点が中国国内におけるグループの価値創造を強化するものであると述べるとともに、エルリングクリンガーの世界的な長期成長にとってアジア市場が戦略的に重要であることを強調しました。

青島での開所式でスピーチを行う経営委員会メンバー兼最高営業責任者のディルク・ヴィラース(Dirk Willers)氏。(写真提供・WeChat公式アカウント「qingdaozimao」)
中独両国政府が共同で設立した青島中独エコパークは、二国間の経済貿易協力におけるモデルケースとなっています。
現在、同パークには72社が進出し、累計投資額は5億5000万ドルを超えており、中独間の産業協力におけるベンチマークとしての地位をより確固たるものにしています。